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臨床報告
結膜下悪性リンパ腫に続発した開放隅角緑内障の1例
著者: 佐藤真由美1 布田龍佑1
所属機関: 1熊本大学医学部眼科学教室
ページ範囲:P.57 - P.61
文献購入ページに移動(1)両側性の結膜下腫瘍を伴った開放隅角緑内障の1例を経験した.
(2)この結膜下腫瘍は組織学的には悪性リンパ腫(びまん性リンパ腫小細胞型)であった.
(3)結膜下腫瘍を切除したところ,眼圧は下降し,C値にも改善が見られたことより,結膜下悪性リンパ腫が直接上強膜静脈を圧迫し,房水流出抵抗が増大し,緑内障を起したものと考えた.
(2)この結膜下腫瘍は組織学的には悪性リンパ腫(びまん性リンパ腫小細胞型)であった.
(3)結膜下腫瘍を切除したところ,眼圧は下降し,C値にも改善が見られたことより,結膜下悪性リンパ腫が直接上強膜静脈を圧迫し,房水流出抵抗が増大し,緑内障を起したものと考えた.
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