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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科40巻10号

1986年10月発行

文献概要

臨床報告

糖尿病性輪状網膜症に対する光凝固

著者: 桂弘1

所属機関: 1慶応義塾大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.1133 - P.1137

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 滲出物が黄斑部に及ぶ糖尿病性輪状網膜症に対して光凝固を施行した10例について検討を加え,次の結果を得た.
 ①光凝固後,滲出物の減少は10例全例に認め,7例でほぼ消失した.
 ②視力の改善は4例に認め,不変例は凝固前の黄斑部の滲出物が著明な症例であった.
 ③糖尿病性輪状網膜症に対する光凝固は有効であるが,視力改善のためには,黄斑部の滲出物が軽度な時期に施行することが重要であると考えられる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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