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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科40巻10号

1986年10月発行

文献概要

臨床報告 カラー臨床報告

Bloch-Sulzberger症候群の網膜凝固療法

著者: 岡本茂樹1 田野保雄2 細谷比左志2 春田恭照3 大本達也3 中尾雄三4

所属機関: 1近畿中央病院 2国立大阪病院 3大阪大学 4近畿大学

ページ範囲:P.1141 - P.1146

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 生後早期に発見された3例のBloch-Sulzberger症候群を,xenon光凝固術または冷凍凝固術により治療し良好な結果を得た.治療経過からみて,本症候群は毛細血管床の脱落が生後一定期間のみ後極に向かって進行するself-limitingな疾患で,網膜凝固療法は網膜の増殖性変化を防ぐ効果はあるが,病変の後極部への進行そのものは停止させることはできないと考えられた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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