icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床眼科40巻12号

1986年12月発行

臨床報告

モノクローナル抗体を用いて診断した皮疹のない両眼性角膜帯状疱疹の1症例

著者: 荻野公嗣1 宮田和典1 中野豊1 谷島輝雄1 倉田毅2

所属機関: 1東京大学医学部眼科学教室 2国立予防衛生研究所病理部

ページ範囲:P.1301 - P.1304

文献概要

 眼部帯状疱疹は,三叉神経第1枝領域の皮疹を伴い,種々の眼症状を呈する水痘帯状疱疹ウイルス感染症であるが,今回我々は皮疹を伴わず両眼性の角膜炎を生じた非定型的症例を経験した.抗水痘帯状疱疹ウイルスモノクローナル抗体を用いて角膜炎の原因が水痘帯状疱疹ウイルスであることを確認できた.本症のような非定型例においては,モノクローナル抗体を用いた免疫螢光法は,診断に有用であった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら