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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科40巻12号

1986年12月発行

文献概要

臨床報告

シリコンチューブ留置による涙道閉塞の治療

著者: 高木郁江1 牛島博美1 田原和子1 松尾雅子1

所属機関: 1国立福岡中央病院眼科

ページ範囲:P.1351 - P.1355

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 ブジーまたは注射針で開放可能な26例30眼の涙道閉塞にシリコンチューブ留置を行い,4例4眼を除き良好な結果が得られた.有効であった症例ではチューブ留置後2〜3日以内に症状の消失ないし改善がみられた.
 本方法の適応は,注射針またはブジーで一時的に開放可能な涙道閉塞であるが,主として,(1)小児の先天性および後天性鼻涙管閉塞,(2)涙小管閉塞(涙小管損傷を含む),(3)涙点閉鎖,(4)涙嚢炎を伴わない鼻涙管閉塞,(5)涙嚢内腔癒着,狭小化(DCRに併用),(6)(1)〜(5)の合併例が挙げられる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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