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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科40巻2号

1986年02月発行

文献概要

特集 第39回日本臨床眼科学会講演集 (1) 学術展示

角膜ヘルペスに真菌(Fusarium)感染を合併した角膜潰瘍の1症例

著者: 阿部真知子1 田村修1 高岡裕子1

所属機関: 1愛媛大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.154 - P.155

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 緒言 近年眼科領域でも混合感染が注目されている.その中で角膜ヘルペスと細菌,角膜真菌症と細菌についての報告は症例数も多いが,角膜ヘルペス基本型と角膜真菌症を同時に合併した症例は非常に少なく,わが国では塩田ら1)の2例が報告されているにすぎない.我々は単純ヘルペスと真菌(Fusarium)を同時に同定した症例を経験したので報告する.
 症例 64歳男性.主訴:1984年12月11日右眼痛.現病歴:1984年12月8日,右眼にゴミが入り,近医で除去してもらった.治療を受けたが症状は改善せずその後も異物感,眼痛が続いた.12月10日角膜潰瘍と診断され,当科を紹介された.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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