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臨床報告
網膜色素変性症と緑内障
著者: 武市吉人1 山根淳志1 加藤直子1 山岸和矢1 板垣洋一1 三木弘彦1
所属機関: 1関西医科大学眼科学教室
ページ範囲:P.169 - P.172
文献購入ページに移動緑内障は,原発性閉塞隅角緑内障6例,原発性開放隅角緑内障2例,続発性開放隅角緑内障1例であって,閉塞隅角縁内障の合併が特に高度であり,40歳代の比較的年齢の低いものにもみられた.
眼圧正常な網膜色素変性症患者92例の前房隅角検査を行うと狭隅角が多い傾向があり,これが網膜色素変性症に閉塞隅角緑内障の合併が多い原因と思われた.
網膜色素変性症に合併した緑内障の眼圧コントロールは薬物療法並びに手術療法で比較的容易にコントロールできた.
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