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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科40巻3号

1986年03月発行

文献概要

連載 今月の話題

眼のアルカリ腐蝕

著者: 白井正一郎1

所属機関: 1名古屋市立大学

ページ範囲:P.205 - P.208

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 アルカリ腐蝕では,初期医療が非常に重要で,予後にも重大な影響を与える。アルカリ損傷のメカニズムを理解した上で,アルカリの作用時間を短くすることに全力をあげ,二次的障害をできるだけ予防,軽減することが治療の原則である.
 薬物による眼腐蝕は,発生頻度はそれほど高くはないものの,眼科的救急医療の代表的疾患の一つであり,初期救急医療が非常に重要である。特にアルカリによる損イ易は,糸且糸哉深達'1生が強く,腐蝕も長期間にわたり進行し,弄後不良な経過をたどることが多いので,通常からト分な知識を養い,いつでも対処できるように心がけておかなければならない。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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