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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科40巻3号

1986年03月発行

文献概要

特集 第39回日本臨床眼科学会講演集 (2) 学術展示

後発白内障の臨床的統計的観察

著者: 西興史1 植村恭子1 高田明子1 西素子1 山本京子1 松岡尚子1

所属機関: 1大阪市西眼科病院

ページ範囲:P.264 - P.265

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 眼内レンズ(IOL)挿入眼と非挿入眼における後嚢混濁発生の臨床的統計的観察を行った.対象は1979年6月〜1983年9月までKPEまたは計画的ECCEで手術し,follow-upできた733眼(内IOL 225眼)中,手術またはYAGレーザー切開を要した中央部の後嚢混濁である.
 臨床的に問題となったのは,水晶体上皮増殖による後嚢混濁で,線維性増殖とElschnig'pearls1,2)が観察された.Soemmerring輪状白内障のように大量の残留皮質による後発白内障は見られなかった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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