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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科40巻3号

1986年03月発行

文献概要

臨床報告

裂孔原性網膜剥離(赤道部網膜裂隙型)における潜伏期の時系列解析

著者: 永迫文代1 大庭紀雄1

所属機関: 1鹿児島大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.275 - P.278

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 裂孔原性網膜剥離の潜伏期を時系列事象として統計分析した.有水晶体,非外傷性で赤道部網膜裂隙に起因した網膜剥離を発病した成人76例について,前駆症状(飛蚊症,光視症)発現から網膜剥離症状(周辺部視野異常)発現までの間隔を観察した.潜伏期分布はワイブル確率紙で直線回帰され,発病率が単調に減少する初期不良型ワイブル分布を示した.前駆症状発現後,10日,30日までにそれぞれ50%,90%が網膜剥離を発病するとみなすことができた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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