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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科40巻4号

1986年04月発行

文献概要

特集 第39回日本臨床眼科学会講演集 (3) 学会原著

眼科超音波診断に関する研究—第20報 眼科臨床における超音波Dモード(Sモード)診断

著者: 太根節直1 堀越順1 神野順子1 木村陽太郎1

所属機関: 1聖マリアンナ医科大学眼科学教室

ページ範囲:P.339 - P.342

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 Topcon装置(Topcon ES-100型眼科用超音波診断装置1))により超音波Dモード法を行い,種々の眼病変のAモード,Bモードと対比させながら,その画像の特徴,および有用性につき検討を加えた.
 Dモード像はBモード像にAモードを3次元的に重ね合わせ,その反射波の強度を同時に,かつ,画像を360°自由に回転させて観察できるため,A,B両モードの長所を兼ね備えており,特に病変の内部反射の強度(階調性)を明確に把握でき,また病変の局在や位置関係などを容易に理解することができ,組織構造や病理変化などについても,ある程度推察することが可能で,病変の特徴を診断することが本表示法により一層容易となった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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