文献詳細
文献概要
特集 第39回日本臨床眼科学会講演集 (3) 学会原著
外傷性眼内炎の超音波Bモード所見について 分類と治療および予後
著者: 新里悦朗1 松本長太1 橋本陽世1 小島伸介1 三島弘1 大鳥利文1
所属機関: 1近畿大学医学部眼科学教室
ページ範囲:P.343 - P.346
文献購入ページに移動硝子体手術施行例,非施行例ともに,stage IIまではすべて予後良好(硝子体手術施行例:6/10,非施行例:3/5)で,stage III以降に進むと,すべて予後は不良(硝子体手術施行例:4/10,非施行例:2/5)であった.
外傷性眼内炎の超音波Bモード所見の分類は,治療方針の選択と予後判定上非常に有用であった.この分類を用いて予後ならびに視力の改善という観点から硝子体手術時期をみると,stage II (小嚢様陰影)が最適と思われた.
掲載誌情報