icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床眼科40巻4号

1986年04月発行

文献概要

特集 第39回日本臨床眼科学会講演集 (3) 学術展示

脈絡膜骨性分離腫の3症例 経過観察結果と高プロラクチン血症について

著者: 上野脩幸1 割石三郎1 植田葉子1 竹村恵1 北川康介1 玉井嗣彦1 野田幸作1 岸茂1 中山正2 町田照代3 相良祐輔4

所属機関: 1高知医科大学眼科学教室 2岡山大学医学部眼科学教室 3町田病院眼科 4高知医科大学産婦人科学教室

ページ範囲:P.374 - P.375

文献購入ページに移動
 緒言 脈絡膜骨性分離腫(osseous choristoma ofthe choroid)は,1978年Gassら1)が4例を初めて報告して以来本邦でも現在まで24例の報告がみられる.今回我々は本症の3例(全例若年女性)を経験し,腫瘍病巣に増大傾向を認めたためdoubling timeを求め,本腫瘍の拡大速度を定量的に計測することを試みた.また,本症は若年女性に多いとされることにより,本症の発症に性ホルモンの関与を推測し性ホルモンの検索を行った結果,プロラクチン(PRL),黄体化ホルモン(LH),卵胞刺激ホルモン(FSH)に異常を認めたため報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?