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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科40巻4号

1986年04月発行

文献概要

臨床報告

眼内異物摘出用永久磁石

著者: 西興史1 五藤宏2 奥田斗志2 山中昭夫3

所属機関: 1西眼科病院 2新日鉄広畑製鉄所病院 3神戸海星病院

ページ範囲:P.393 - P.395

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 永久磁石を使用した,硝子体手術用の磁性眼内異物摘出器具を作成した.その特徴は,同種の電磁石式の器具と比べても遜色ない程強力な磁力を持つ磁石を使用している.これは最近本邦で開発された永久磁石で,今のところ入手可能な世界で最も強力なものとされている.把持部は太さ15mm,長さ50mm,眼内挿入部は,太さ1.6mm,長さ26mmで,アルミの外套を有しクロームメッキが施されている.磁力は,1個5.5gの鉄球(パチンコ玉)5〜6個を持上げる(27.5〜33g).オートクレープ可.硝子体切除後毛様体扁平部に幅2.4mmの切開創をつくり,磁性眼内異物を吸着して摘出する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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