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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科40巻4号

1986年04月発行

文献概要

文庫の窓から

外科必読質篤満眼門(1)

著者: 中泉行信1 中泉行史1 斎藤仁男1

所属機関: 1研医会

ページ範囲:P.424 - P.425

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 安永3年(1774)に「解体新書」が前野良沢,杉田玄白,中川淳庵等によってわが国における西洋医学書の本格的翻訳書として刊行されて以来,新知識を求めて西洋医学の輸入に努める意気込みは年々盛んになった.中でも近代外科書の翻訳には数々の大著がみられるが,幕末における蘭書の翻訳外科書として知られている主なものには「瘍医新書」(寛政2年〜文化13年),「瘍科新選」(天保3年),「窮理外科則」(文化〜弘化年間)等枚挙に暇がない程であるが,その中の一つに箕作院甫訳の「外科必読」がある.
この書は近代外科の翻訳書として未定訳稿ながら完本であり,日本外科史上特筆すべき一大作といわれている.(呉秀三著「箕作院甫」)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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