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特集 第39回日本臨床眼科学会講演集 (5) 学会原著
硝子体手術に関する臨床的研究(その7)—重症糖尿病性網膜症に対する硝子体手術成績の変遷
著者: 松井瑞夫1 佐藤幸裕1 長尾完1 前保彦1
所属機関: 1日本大学医学部眼科学教室
ページ範囲:P.593 - P.596
文献購入ページに移動(1)視力向上を得たものは224眼中118眼(53%)であった.
(2)網膜剥離を伴う群と網膜剥離を伴わない群の視力向上率はそれぞれ43%,70%であり,前者において明らかに不良であった.
(3)手術術式の改良に伴う手術成績の変遷をみると,three port system,持続空気灌流による網膜復位術,および積極的なsilicone oil注入を導入した1983年以降,手術成績は大幅に向上した.
(4)術後合併症の処理方法の解決と,手術適応の再検討が今後の大きな課題である.
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