文献詳細
特集 第39回日本臨床眼科学会講演集 (5)
学会原著
文献概要
radial keratotomyを行った565眼のうち109人141眼が2.5D以上の不同視を伴っており,いずれも眼鏡およびCLに耐えられない症例であった.この141眼の不同視眼のうち77眼にはradial keratotomyは屈折度の強いほうの眼にのみ行われ,64眼では両眼に異なった矯正量で行われた.全例に不同視の軽減がみられ,眼鏡装用が可能になった.また粟屋式New AniseikoniaTestで測定した6例では術前に比して術後の不等像視の軽減を認めた.不同視眼はcontact lensで矯正出来ない限り,radial keratotomyで不同視を軽減させ眼鏡矯正すると良い結果をうる.
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