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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科40巻6号

1986年06月発行

文献概要

特集 第39回日本臨床眼科学会講演集 (5) 学会原著

眼科一次救急患者10,206例の統計

著者: 三村治1 山縣祥隆1 春田龍吾1 宇山淳1 田岡信明1 盛隆興1 松野公利1 荻田洋二1

所属機関: 1兵庫医科大学眼科学教室

ページ範囲:P.616 - P.620

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 大阪府堺市清恵会病院眼科に1981〜1983年の3年間に受診した眼科一次救急症例10,206例の統計的観察を行った.症例は70%が男性であり,受診年齢のピークは0〜9歳と30〜39歳であった.医師が真の救急性ありと判定したものは全症例の半数以下であった.外傷受傷眼の左右差については,微細な異物による軽症例では特に左右差はなく,強角膜裂傷および眼瞼・結膜裂傷のような比較的重症例では有意に左眼の方が多く認められた.また眼科救急診療の設置所として救急病院の利点についても述べた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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