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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科40巻6号

1986年06月発行

特集 第39回日本臨床眼科学会講演集 (5)

学術展示

硝子体基本構築の検討—第1報コラーゲン,ヒアルロン酸および水の存在様式

著者: 成田清美1 一戸敏1 吉本弘志1

所属機関: 1弘前大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.656 - P.657

文献概要

 緒言 硝子体についての研究とその成果は近年目ざましいものがある.しかしそれは生化学的アプローチによるものが大部分であり,形態学的にはBalazsの模式的籠構造以後,それに必ずしも一致しない所見の諸報告は有るものの合理的形態に関しての説明はされていない.その理由としては,周知のごとく硝子体が多量の水分を含んだ粘液体であるゆえに全体像への形態学的アプローチが困難になるものと考えられる.そこで我々は,硝子体全重量の99%を占める水を,張力を保存した生に近い状態で除去し,眼球内にあるがままの線維構造を観察する目的で本実験を行った.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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