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臨床報告
再発翼状片に対する表層自己角膜移植術
著者: 浅野俊弘1
所属機関: 1公立刈田綜合病院眼科
ページ範囲:P.685 - P.687
文献購入ページに移動 再発翼状片2例に対し,これ以上再発しないようにするため,表層自己角膜移植術(偏位法)を施行した.
この手術法の利点は以下の通りである.
(1)翼状片により破壊されたボーマン膜を有する表層角膜が,健常なボーマン膜を有する表層角膜でおきかえられるため,翼状片の角膜への再侵入が阻止される.
(2)保存角膜を必要としないため,アイバンクを持たない施設でも手術可能である.
(3)自己角膜を用いるため,拒絶反応がおこらない.
2例の術後経過は良好で,翼状片の角膜への再侵入は認められなかった.
この手術法の利点は以下の通りである.
(1)翼状片により破壊されたボーマン膜を有する表層角膜が,健常なボーマン膜を有する表層角膜でおきかえられるため,翼状片の角膜への再侵入が阻止される.
(2)保存角膜を必要としないため,アイバンクを持たない施設でも手術可能である.
(3)自己角膜を用いるため,拒絶反応がおこらない.
2例の術後経過は良好で,翼状片の角膜への再侵入は認められなかった.
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