文献詳細
文献概要
連載 眼科図譜・344
両眼性輪部角膜ヘルペスの1例
著者: 松村絹子1 岩元義信1
所属機関: 1大分県立病院
ページ範囲:P.706 - P.707
文献購入ページに移動 角膜ヘルペスは通常片眼性で,樹枝状角膜炎は瞳孔領とその周囲に局在していることが多い.樹枝状角膜炎を角膜輪部に認めるものを,Thygeson1)はmargi-nal herpes simplex keratitisとして注目し,内田2)はヘルペス性辺縁角膜炎として述べているが,報告は少ない.我々は角膜輪部に沿う,広範な樹枝状潰瘍を認めた角膜ヘルペスの症例を経験したので報告する.
掲載誌情報