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特集 第39回日本臨床眼科学会講演集 (7) 学会原著
斜視手術の量定に及ぼす解剖学的因子の検討
著者: 大原輝幸1 福原晶子1 岩重博康1 久保田伸枝1
所属機関: 1帝京大学医学部眼科学教室
ページ範囲:P.859 - P.863
文献購入ページに移動内直筋の付着部の距離は,内斜視4.58mm,外斜視5.21mmであり,前者が有意に短かった(P<0.001).外直筋では内斜視6.46mm,外斜視6.03mmと内斜視の方が有意に長かった(P〈0.05).付着部の距離の分散は,内直筋が3.0mmから7.0mmで,外直筋は5.0mmから9.0mmであった.これらの結果から,角膜輪部から付着部までの距離は,水平斜視における手術の諸因子に影響を与えることが推定され,術前の量定の際に角膜輪部からの測定も検討すべきと考えられる.
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