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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科40巻8号

1986年08月発行

文献概要

特集 第39回日本臨床眼科学会講演集 (7) 学会原著

仮性同色表の自動提示装置に関する研究2.TMC表による試み

著者: 深見嘉一郎1 島本史郎1 石黒裕之1

所属機関: 1福井医科大学

ページ範囲:P.882 - P.884

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 仮性同色表の使用条件(Schmidt)は次のようである.①適正な照明.②十分な照明.③表を一定の角度で照らす.④表は視線に対して直角に.⑤視距離を一定に.⑥表提示時間を一定に.⑦常に全表を見せる.⑧表の提示順序を常に変える.
 しかし実際は相当にラフに使われている.そこで,上の条件を満たす器械を試作したが,1号機は表提示順序を変えられなかった.
 今回は2号機をTMC表を使って,順序も変えられるようにした.表の提示順序は,乱数によった.
 未熟な検者に使わせても十分検査できる.また記録も残せるので,後日の検討が可能である.
 今後はより簡便にして,安価な器械とすることが必要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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