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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科40巻8号

1986年08月発行

特集 第39回日本臨床眼科学会講演集 (7)

学術展示

Chediak-Higashi症候群の眼所見

著者: 塩屋美代子1 西元雄一郎 益山芳正2 澤田惇2 宇都宮与3

所属機関: 1国立都城病院眼科 2宮崎医大眼科 3国立都城病院内科

ページ範囲:P.940 - P.941

文献概要

 緒言 Chediak-Higashi症候群は,1)皮膚,毛髪および眼底の部分的白子症,2)白血球およびその他の多くの体細胞における原形質内の巨大顆粒または巨大ライソゾームの存在,3)化膿性感染症に対する防衛力の低下,常染色体性劣性遺伝を特徴にもつ疾患である.本症候群の成人までの生存例はきわめて少なく,そのほとんどの報告が小児例に関するものである.さらにこれらの中で眼所見についての詳細な記載のあるものはきわめて少ない.わが国においても,眼科領域での報告は小児例の1例があるのみで,成人例の報告はみあたらないようである.今回我々は28歳女性の1例を経験したので,その眼所見について報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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