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臨床報告
網膜静脈分枝閉塞症に続発した網膜剥離に対する硝子体切除の手術成績
著者: 今泉寛子1 竹田宗泰1 木村早百合1 国立亨治1 宮部靖子1 鈴木泰1 田宮宗久2
所属機関: 1札幌医科大学眼科 2勤医協札幌中央病院眼科
ページ範囲:P.955 - P.959
文献購入ページに移動全例裂孔を有する網膜剥離で増殖性網膜症を合併していた.裂孔はすべて網膜静脈分枝閉塞領域で赤道部より後極側に存在していた.
手術はOcutomeの3 port systemで硝子体切除を行った後,7眼にシリコンオイルの眼内注入を行い,1眼は眼内に空気のみを注入し,3眼に輪状締結を併用した.
術後全例に網膜の復位は得られたが,術後視力は0.7の1眼を除き,他は0.2以下であった.視力不良の原因として,硝子体出血による網膜剥離発見の遅延,網膜静脈分枝閉塞症による黄斑部変性が考えられた.
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