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臨床報告
新生児型クラミジア性結膜炎の診断基準
著者: 青木功喜1 諸星輝明2 沼崎啓2 千葉峻三2
所属機関: 1青木眼科 2札幌医科大学小児科
ページ範囲:P.973 - P.976
文献購入ページに移動①発病は一定の潜伏期の後で4日以後に発症し1週から2週の間にピークを有する.
②主訴は眼脂と充血が多く流涙は少ない.
③結膜炎は両眼発症が64%でその程度は強く,偽膜を伴う場合が多くみられる.
④親に帯下の増加,尿道炎の既往歴を有しておる場合が多い.
⑤母親の血清中抗クラミジアIgG値はELISAで0.33以上,IFAで80倍以上が新生児型クラミジア性結膜炎と相関し診断の参考となる.
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