文献詳細
文献概要
臨床報告
涙点プラグの開発と臨床応用成績
著者: 濱野孝1 大橋裕一1 趙容子1 金昭姈1 松田司1 下村嘉一1 眞鍋禮三1
所属機関: 1大阪大学医学部眼科教室
ページ範囲:P.1063 - P.1067
文献購入ページに移動この涙点プラグをシェーグレン症候群,スティーブンスジョンソン症候群,その他の原因による涙液減少症に使用したところ,ローズベンガル染色,フルオレッセイン染色,フォトケラトスコープ像,フェノールレッド綿糸法の値,矯正視力がいずれも改善し,非常に有効と考えられた.涙点プラグは外来で行え,かつ可逆的な処置であるため,医師,患者双方にとって心理的負担が少ない事,臨床効果の大きい事から涙液減少症の治療法の一つとして有用なものであると考えられる.
掲載誌情報