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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科41巻1号

1987年01月発行

文献概要

連載 眼科図譜・346

網膜剥離が続発した網膜色素上皮裂孔

著者: 砂川光子1 塚原勇2

所属機関: 1京都大学 2関西医科大学

ページ範囲:P.6 - P.7

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 網膜色素上皮裂孔とは最近確立された病名で,現在までに数例の報告をみるのみである1〜8).我々も先に網膜色素上皮裂孔の症例を螢光眼底所見を中心に報告した6).ここではその症例の眼底所見を中心に紹介する.
 症例 は60歳男性.右眼の飛蚊症を主訴として,1984年10月1日来院した.本例は胞状網膜剥離を伴う中心性漿液性脈絡膜症として,報告した症例の中の1例である.1970年に左眼に胞状網膜剥離を来し,治療に抵抗して,黄斑部に著しい瘢痕を残し,治癒して現在に致っている.今回は右眼の自覚症状を伴って来院した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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