文献詳細
臨床報告
文献概要
眼圧コントロール困難な新生血管緑内障18例21眼に対しレーザー隅角光凝固術(GPC)を施行した。
その結果21眼中13眼で,1眼は単独,12眼では薬物療法を併用して眼圧21mmHg以下となり新生血管の消退を認めた。原因別の治療効果は,糖尿病性網膜症10眼中8眼,虹彩炎4眼中4眼と良好であったが,網膜中心静脈閉塞症5眼中1眼,原因不明2眼中0眼と成績は不良であった。網膜光凝固術または網膜冷凍凝固術との併用については,汎網膜光凝固の途中にGPCを施行したものの成績が,4眼中4眼と最も良好であった。初回治療としてGPCを施行したものに3眼中1眼,GPC単独で6眼中4眼に有効な症例がみられた。
合併症としては,照射後の隅角周辺前癒着形成と繰り返し治療を要する点が問題であった。
その結果21眼中13眼で,1眼は単独,12眼では薬物療法を併用して眼圧21mmHg以下となり新生血管の消退を認めた。原因別の治療効果は,糖尿病性網膜症10眼中8眼,虹彩炎4眼中4眼と良好であったが,網膜中心静脈閉塞症5眼中1眼,原因不明2眼中0眼と成績は不良であった。網膜光凝固術または網膜冷凍凝固術との併用については,汎網膜光凝固の途中にGPCを施行したものの成績が,4眼中4眼と最も良好であった。初回治療としてGPCを施行したものに3眼中1眼,GPC単独で6眼中4眼に有効な症例がみられた。
合併症としては,照射後の隅角周辺前癒着形成と繰り返し治療を要する点が問題であった。
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