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連載 眼の組織・病理アトラス・14
網膜色素上皮:細胞間結合と外側血液網膜関門
著者: 岩崎雅行1 猪俣孟1
所属機関: 1九州大学
ページ範囲:P.1320 - P.1321
文献購入ページに移動 網膜の内層は網膜血管によって栄養され,外層(主に視細胞)は網膜色素上皮を介して脈絡膜血管によって栄養される.網膜は中枢神経系に属し,脳と同様に血液関門が存在する.血液網膜関門には内側と外側の関門があることが知られているが,網膜色素上皮の重要な機能のひとつが,この外側血液網膜関門である.
色素上皮細胞の側面先端部には,先端に近い方から細隙結合gap junction,閉鎖帯zonula oc-cludens (密着結合tight junction),接着帯zonulaadherensの3種類の細胞間結合が存在する(図1,2).細隙結合は散在する斑状の結合であり,閉鎖帯と接着帯は連続した帯状構造で細胞を鉢巻き状に取り囲む.
色素上皮細胞の側面先端部には,先端に近い方から細隙結合gap junction,閉鎖帯zonula oc-cludens (密着結合tight junction),接着帯zonulaadherensの3種類の細胞間結合が存在する(図1,2).細隙結合は散在する斑状の結合であり,閉鎖帯と接着帯は連続した帯状構造で細胞を鉢巻き状に取り囲む.
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