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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科41巻12号

1987年12月発行

文献概要

臨床報告

トラベクロトミー術後の隅角所見とその意義 1.基本パターン

著者: 谷原秀信1 永田誠1

所属機関: 1天理よろづ相談所病院

ページ範囲:P.1334 - P.1338

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 トラベクロトミーを施行した77眼の術後隅角所見での裂隙・虹彩前癒着(PAS)・血液逆流・隅角角度による基本パターンを解説し,程度分類を定義した.広範囲癒着型PASは若年者群で53%に対して,高齢者群では5%と有意な相違を認めた.また周辺虹彩切除術併用群において35%に対して,他は26%と前者にやや高い傾向を認めた.早期穿孔は9カ所に認めたが,8カ所には裂隙の一部を認めた.トラベクロトミーにおける術後隅角所見を解析することは,手術効果と機序を解釈するうえで,意義を有すると考えられる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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