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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科41巻12号

1987年12月発行

文献概要

臨床報告

トラベクロトミー術後の隅角所見とその意義 2.修飾パターン

著者: 谷原秀信1 永田誠1

所属機関: 1天理よろづ相談所病院

ページ範囲:P.1339 - P.1342

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 トラベクロトミー術後の隅角所見で修飾パターンを構成する特殊所見について述べた.特殊所見としては不鮮明裂隙,色素沈着,デスメ膜剥離,膜状組織trabeculodialysis,虹彩・毛様体損傷などがある.不鮮明裂隙は経過期間が2年を越えると24%に認め,裂隙再閉塞を示唆する所見と考えられた.色素沈着も経過期間が2年以上で20%に認めた.他には,デスメ膜剥離10カ所,膜状組織7カ所,trabeculodialysis 3カ所を認めた.膜状組織,trabeculodialysisは線維柱帯内壁の離開を示唆する所見と考えられた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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