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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科41巻12号

1987年12月発行

文献概要

臨床報告

Uveal effusionの手術例

著者: 鈴木まち子1 門屋真知子1 上野一也

所属機関: 1国立姫路病院眼科

ページ範囲:P.1351 - P.1353

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 61歳男性,nanophthalmosを伴わない片眼性のuveal effusionに対し,強膜下強膜切除術を行った.術式は鼻下側輪部より4mm後方に4×5mm,厚さ1/3層の強膜弁を形成,この中央に3×2mmの強膜切除を行い,脈絡膜を露出させ,ここより後方に強膜1/3層を残し,1mm幅のトンネルを作成し,網膜下液は穿刺せずに,強膜弁を9-0バージンシルクにて2糸縫合した.輪状脈絡膜剥離は術後より著明に減少,網膜剥離も徐々に吸収され,5カ月後には完全に復位した.Nano-phthalmosを伴わないuveal effusionにおいても,本術式は有効かつ安全な方法と考えられる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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