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偽水晶体眼における水晶体起因性ぶどう膜炎
著者: 清水公也1 木下陳子1
所属機関: 1武蔵野赤十字病院眼科
ページ範囲:P.113 - P.118
文献購入ページに移動 人工水晶体移植眼に水晶体起因性ぶどう膜炎と考えられる3症例を経験した.1例は人工水晶体摘出および硝子体手術にてぶどう膜炎は改善したが,網膜剥離を併発した.他眼には水晶体全摘術および前房レンズ移植を行い良好な視力を得た.第2例は人工水晶体を水晶体嚢ごと摘出し,同時に前房レンズを再移植し良好な視力を得た.第3例は前房レンズが移植してあったため,硝子体切除器にて残留皮質を除去することにより治癒した.
水晶体起因性ぶどう膜炎はステロイド等の薬物に反応せず,唯一の治療方法は残留皮質の摘出である.そして1眼に起きた場合,他眼の手術は全摘術にすべきである.
水晶体起因性ぶどう膜炎はステロイド等の薬物に反応せず,唯一の治療方法は残留皮質の摘出である.そして1眼に起きた場合,他眼の手術は全摘術にすべきである.
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