icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床眼科41巻3号

1987年03月発行

文献概要

臨床報告 カラー臨床報告

硝子体中に水痘・帯状疱疹ウイルス抗原が検出されたacute retinal necrosis syndromeの1例

著者: 宗司西美1 小沢博子2 松橋正和2 島崎潤2 佐賀歌子2 倉田毅3

所属機関: 1東海大学眼科 2慶應義塾大学眼科 3国立予防衛生研究所病理部

ページ範囲:P.199 - P.202

文献購入ページに移動
 典型的なacute retinal necrosis syn-drome (ARNS)の42歳男子の症例の硝子体にウイルス学的検索を行い,次のごとき結果を得た.(1)免疫螢光法(直接法)により,硝子体中に水痘・帯状疱疹ウイルス抗原を検出した.(2)硝子体の水痘・帯状疱疹ウイルス抗体価が32倍の高値を示した.(3)ウイルスの分離培養は陰性であった.これらより,ARNSの病因として,水痘・帯状疱疹ウイルスの眼局所感染が示唆された.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら