文献詳細
連載 眼科図譜・350
文献概要
緒言 原発閉塞隅角緑内障の眼圧上昇機転は,瞳孔ブロックといわゆるplateau irisとに分けられるが,前者が主であり,後者によるものは稀とされている.Plateau irisは,瞳孔ブロックによる原発閉塞隅角緑内障と異なり,周辺虹彩切除術後にもかかわらず散瞳により隅角閉塞を伴う眼圧上昇をきたすことが特徴とされているが,その散瞳前後の隅角所見を比較した報告はほとんどなされていない1〜4).今回,我々はこのplateau irisの1症例を経験し、この症例に対してアルゴンレーザーゴニオプラスティー5,6)を施行し,良好な結果を得たので報告する.
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