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特集 第40回日本臨床眼科学会講演集 (1) 学会原著
アルゴンレーザーによる開放隅角緑内障の治療(Ⅵ)—外傷性緑内障へのlaser trabeculoplasty
著者: 田邊吉彦1 浅野隆1 本田治1 安間哲史2
所属機関: 1中部労災病院 2名古屋大学
ページ範囲:P.303 - P.307
文献購入ページに移動LTP前の平均眼圧は29.6mmHg, LTP後平均眼圧は21mmHgであり,平均8.6mmHgの眼圧降下が得られた.しかも,成功例は炭酸脱水酵素阻害剤を中止しており,無治療でコントロールされている例もあるので,眼圧降下の実際は数値以上のものがある.
LTPの奏功した症例は長期にわたって安定した経過をとる例が多く,7例中3例は無治療で眼圧調整されている.
以上より外傷性緑内障は隅角がある程度開放しておればLTPのよい適応と結論する.
またLTPの結果からangle recession glau-comaの原因はtrabecular collapseおよびcanalcollapseと推測した.
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