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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科41巻4号

1987年04月発行

特集 第40回日本臨床眼科学会講演集 (1)

学会原著

先天性緑内障の視機能予後

著者: 寺内博夫1 永田誠1

所属機関: 1天理よろづ相談所病院

ページ範囲:P.309 - P.312

文献概要

 先天性緑内障52例81眼について,術前眼圧,角膜径,視神経乳頭陥凹と術後視力,視野の関係について検討した.術式はすべてtrabeculotomy ab externoを用い,術後眼圧は全例の77.8%で20mmHg以下にコントロールされたが,0.4以上の良好な視力を得た症例は39.4%であった.
 術前眼圧が35mmHg以上の症例で術後の視機能障害が高度になる傾向があり,C/D比が0.7以下の症例では視機能障害が軽く,C/D比0.8以上になると視機能障害が高度となる傾向があった.しかし角膜径の大小とは,一定の相関はなかった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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