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特集 第40回日本臨床眼科学会講演集 (2) 学会原著
片眼無水晶体例における両眼視機能について
著者: 奥野廣子1 勝海修1 後藤郁子1 宮永嘉隆1 朝岡勇2 本田和夫3
所属機関: 1東京女子医科大学第2病院 2高島平中央病院 3大宮日赤病院
ページ範囲:P.438 - P.442
文献購入ページに移動人工水晶体移植例(N=57)において,不等像視の平均値は2.8%であり,3%以下の不等像視を示したものが39例(68.4%)であった.また立体視機能については,チトマステストにおいてサークル5/9(100sec)以上の良好な立体視を示したものは38例(66.7%)を示した.
コンタクトレンズ装用群(N=27)においては不等像視の平均値は4.9%であり,3%以下のものは11例(40.8%)であった.また5/9以上の立体視を示したものは,同じく11例(40.8%)であった.
眼鏡で矯正すると(N=6)不等像視は平均16.5%となり,立体視機能は,低い値を示した.
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