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特集 第40回日本臨床眼科学会講演集 (2) 学会原著
黄斑部疾患に関する考察錐体(-杆体)ジストロフィ
著者: 湯沢美都子1 八木橋潔1 川村昭之1 湊ひろみ1 川久保洋1 松井瑞夫1
所属機関: 1日本大学医学部眼科学教室
ページ範囲:P.461 - P.468
文献購入ページに移動IA群は輪状の萎縮病巣(=標的黄斑病巣)が内方に向って進行する病型で,やがて黄斑部には均一な色素上皮の萎縮病巣が形成され,さらに進行すると病巣内には脈絡膜毛細管萎縮が出現する.
IB群は標的黄斑病巣が,外方に向かって進行する病型で,進行期には色素上皮の萎縮病巣は黄斑部耳側から乳頭を越えた範囲までひろがり,病巣内には脈絡膜毛細管板萎縮が出現する.
II群は初期に中心窩を含んで色素上皮の萎縮病巣のみられるもので,進行期には多量の色素沈着を伴う色素上皮の萎縮病巣は黄斑部耳側から乳頭鼻側までひろがり,病巣内には脈絡膜毛細管板萎縮が出現する.
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