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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科41巻5号

1987年05月発行

文献概要

文庫の窓から

眼目明鑑

著者: 中泉行信1 中泉行史1 斉藤仁男1

所属機関: 1研医会

ページ範囲:P.546 - P.547

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 『世患眼者多而醫眼者寡醫眼者不寡学眼者寡学眼者不寡学眼書寡矣,余此不能無歎也』と.これは本書の叙文の一節であるが,識者杏林菴は真に眼の治療を行う良医を得るために,良書を欲して偏集したものと思われる.
 「眼目明鑑」は元禄2年(1689),杏林菴医生謹識とある叙を載せ,四條坊門通東洞院東江入町,水田甚左衛門より開板され,次いで18年後の宝永4年(1707)に改正眼目明鑑となって,出雲寺和泉掾,江戸日本橋南一町目出店より再板された.この再板は外題箋が"改正"となっているが内容は全く元禄板と同じである.つまり元禄2年板は京都から出され,宝永板は江戸から出版されたことになる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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