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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科41巻6号

1987年06月発行

文献概要

特集 第40回日本臨床眼科学会講演集 (3) 学会原著

糖尿病者におけるasteroid hyalosisについて臨床的・病理組織学的検討

著者: 小嶋一晃1 石黒裕之1 原田敬志2 原田景子2 粟屋忍2

所属機関: 1福井医科大学眼科学教室 2名古屋大学眼科

ページ範囲:P.579 - P.583

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 糖尿病者にみられたasteroid hyalosisの臨床的検討を行い,硝子体手術の適応となった症例については,asteroid bodyの病理組織学的検討を加えた.
 糖尿病者823名におけるasteroid hyalosisの頻度は3.4%(28名)で,片眼性が80%,年齢分布では60歳以上に71%と高率であった.本症と網膜症の有無・重症度および糖尿病の罹病期間・型・血糖コントロールの間に特定な関係は認められず,年齢的要素が考えられた.硝子体手術を施行した1症例は,術後光凝固により視力の改善をみたが,光凝固手技上,障害となるasteroidhyalosisには硝子体手術も適応となりうる.
 Asteroid bodyの成因は不明であったが,病理組織学的所見を示した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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