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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科41巻6号

1987年06月発行

文献概要

特集 第40回日本臨床眼科学会講演集 (3) 学会原著

上皮型角膜ヘルペスに対する抗ウイルス剤phosphonoacetic acid点眼液の治療効果について

著者: 木勢恵一1 飯島絹代1 三國郁夫1 三溝和男2

所属機関: 1東海大 2望星薬局

ページ範囲:P.619 - P.623

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 体重2.5kg雄白色家兎(JW)15羽に,HSV1(HF株,106pfu/ml)ウイルスを塩田変法で接種した.2日後よりIDU,ACV,PAAの治療を1日3回,15日間行い,以下の結論が得られた.
(1) PAA点眼液は,家兎の上皮型角膜ヘルペスに対し有効であった.
(2) IDU,ACV,PAAの治療群では,三者ともに角膜潰瘍は7〜9日で消失した.
(3)充血,眼脂,角膜潰瘍の総合判定からはIDU,ACV,PAAの治療効果は三者ともに同じであった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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