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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科41巻7号

1987年07月発行

文献概要

特集 第40回日本臨床眼科学会講演集 (4) 学会原著

性周期と角膜厚の変化について

著者: 今釜秀一1 宮田典男1 西田輝夫2 八木純平2 大鳥利文2

所属機関: 1宮田眼科病院 2近畿大学眼科学教室

ページ範囲:P.751 - P.753

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 性ホルモンの角膜に及ぼす影響を検討するために,一つの方法として性周期に伴う角膜の厚みの変化を検討した.正常な性周期を有する19歳から29歳の女性12例24眼を対象とし,超音波pachometerを用いて一定時刻に計測した.その結果,角膜の厚みが性周期とともに有意の変化を示すこと,すなわち,排卵期直後の数日間は増加し,その後月経開始日に向かって減少することを確認した.このことは,性ホルモンが角膜の厚みに影響を与えていることを示唆する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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