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臨床報告
凝固困難例におけるクリプトンレーザーとPanfundoscope®の併用
著者: 谷原秀信1 永田誠1
所属機関: 1天理よろづ相談所病院眼科
ページ範囲:P.857 - P.861
文献購入ページに移動 中間透光体混濁のために網膜光凝固が十分に行うことのできなかった症例12例14眼に対して,Panfundoscope® とクリプトンレーザーを併用することにより十分な凝固効率を得ることができた.中間透光体混濁の種類は,白内障・硝子体出血・シリコンオイルであった.凝固効率の改善の理由は(1) Panfundoscope® による集光での散乱・吸収の減少,(2)クリプトンレーザーの波長特性の2点による.特に中間透光体混濁の強い症例・混濁の程度の変化が大きい症例については,照射時間の上限を設定しておいてからフットスイッチによる調節をすることで手技が簡便となった.
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