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特集 第40回日本臨床眼科学会講演集 (5) 学会原著
Behçet病におけるinterleukin 2 system
著者: 小暮美津子1 大曽根倫子1 若月福美1 高橋義徳1 吉川啓司1
所属機関: 1東京女子医大眼科
ページ範囲:P.921 - P.925
文献購入ページに移動1.IL-2R+細胞は健常対照にくらべて高値(P<0.001)であったが,IL-2産生能には有意の差がなかった.
2.本症の活動期におけるIL-2産生能は,非活動期にくらべて有意に高値であったが,IL同2R+細胞の値には有意の差がなく,恒常的に高値を示した.
3.IL-2産生能は眼活動性,眼外活動性がともに高い群で高値(P<0.01)を示した.
4.IL-2R+細胞,IL-2産生能の値は,ともに眼発作前後に大きく変動した.
5.Ciclosporin内服前後の両測定値に大きな変動はなかった.
6.IL-2R細胞とIL-2産生能との間に有意の相関はなかった.
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