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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科41巻8号

1987年08月発行

文献概要

特集 第40回日本臨床眼科学会講演集 (5) 学会原著

海綿静脈洞病変87症例の検討

著者: 八木橋修1 寺田久雄1 加島陽二1 稲垣昌泰1 中野直樹1 西田幸子1 石川弘1 北野周作1

所属機関: 1日本大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.973 - P.976

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 海綿静脈洞病変87例の臨床症状を検討し,局所診断上次の4点が重要であると考えた.①動眼・滑車および外転神経の単独または複合麻痺を示す.②動眼神経麻痺では上板と下板の障害程度に差があり,上板障害優位例が多い.③三叉神経とくに眼神経や上顎神経障害が認められる.④瞳孔は左右等大のことが多い.また,これらの臨床症状の特徴は海綿静脈洞の形態学的所見とよく相関していることがヒト海綿静脈洞連続切片標本の観察から確認された.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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