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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科41巻8号

1987年08月発行

文献概要

特集 第40回日本臨床眼科学会講演集 (5) 学会原著

トノグラフィー検査が診断に有用であった非典型的内頸動脈海綿静脈洞瘻の5例

著者: 岡本美佳1 盛隆興1 宮崎茂雄1 白木かほる1 下奥仁1

所属機関: 1兵庫医科大学眼科

ページ範囲:P.977 - P.980

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 結膜,上強膜血管の怒張,蛇行による眼充血を主訴として来院した非典型的内頸動脈海綿静脈洞瘻(atypical CCF)の5症例にトノグラフィー検査を施行し,全例で健眼に比して患眼に著明な脈波の増大が認められた.
 海綿静脈洞への動脈血流入に起因する血流動態の異常をトノグラフィー検査による脈波の増大として,確認することができ,これをCCFの診断根拠とすることができた.トノグラフィー検査は,一般の日常診療において,繰り返して行うことのできる安全で簡便な検査法であり,CCFの診断に有用な検査法であると考えられた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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