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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科41巻8号

1987年08月発行

特集 第40回日本臨床眼科学会講演集 (5)

学術展示

ムービングトポグラフィーの開発と臨床応用—第2世代の動的脳電位図法

著者: 筒井純1 大西徹1 深井小久子1 木村久1 正城良樹1 松田盈子1

所属機関: 1川崎医科大学眼科学教室

ページ範囲:P.1018 - P.1019

文献概要

 緒言 動的脳電位図法が眼科領域にとり入れられ(Lehmann,筒井),視覚や眼球運動の誘発電位が流れとして経時的に観察することが可能になった.しかし動的表現をするためには,2次元脳電位図を経時的に1コマずつ撮影してアニメーション映画を作製しなければならなかった.そのためには多くの日時,人手,経費を要したが,動画による観察は今までに知られていなかった多くの事実を発掘した.
 そこで動画表現を迅速かつ容易にするために,我々は日本電気三栄に迅速ムービングトポグラフィーシステムの開発を依頼し,装置とコンピュータープログラムの改良を重ね,ほぼ満足に臨床に応用できる装置に達した.初期の動的脳電位図装置を第一世代とすれば本装置は第2世代ということができ,動画作製に要する時間は2週間から10分間に短縮された.本論文では,本装置の大要と臨床応用の基本について述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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