文献詳細
臨床報告
文献概要
(1)糖尿病性網膜症18眼において,螢光眼底造影検査で確認された後極部30度内の無血管野の網膜感度をオクトパス自動視野計31,32.F2プログラムを用いて検討した.
(2)無血管野は黄斑5度以内には非常に少なく,5度から15度,15度から30度耳側,同鼻側の順に多く認められた.
(3)15度以内では網膜感度低下と無血管野占有率との相関は低い.15度から30度耳側部では,網膜感度低下は無血管野占有率と良く相関したが,鼻側部では無血管野が多いにもかかわらずその感度低下は小さい.
(4)無血管野の網膜感度は種々の程度の低下が認められ,正常網膜との境界において比較的急峻に低下した.
(2)無血管野は黄斑5度以内には非常に少なく,5度から15度,15度から30度耳側,同鼻側の順に多く認められた.
(3)15度以内では網膜感度低下と無血管野占有率との相関は低い.15度から30度耳側部では,網膜感度低下は無血管野占有率と良く相関したが,鼻側部では無血管野が多いにもかかわらずその感度低下は小さい.
(4)無血管野の網膜感度は種々の程度の低下が認められ,正常網膜との境界において比較的急峻に低下した.
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